食べない可能性が高いだろうと思いつつクエン酸を餌にしてみた。与え方は大雑把な1%水溶液をティッシュペーパーに染み込ませて乾かす方法をとった。結果は予想通りでまったく食べない。むしろやや避ける傾向があるようだ。というのもニンジンや大根の皮の時は食べはしなかったが踏んで歩いたりしていたのに、クエン酸ペーパーは踏んで歩くようなことはどうやらしていないようなのだ。触角で触れた時にちょっと嫌な感じがするのかもしれない。
紙魚がまた脱皮した。前回の脱皮から数えて24日目。意外に短い期間で脱皮している。今回も脱皮殻は二時間しないうちに食べてしまっていたので脱皮に気付かないことも多々ありそうだ。
触角がよれよれに見えるのは脱皮直後で体全体が柔らかいためなのかもしれない。
紙魚が脱皮したのは観察出来るように作った隠れ家の中。「コ」字型に折り曲げた紙の内側を黒く塗り、天井は透明フィルムになっている。他に隠れる所がないせいか紙魚はこの中に入ることが多い。
クエン酸を染み込ませた紙には見向きもしないので砂糖(蔗糖)を混ぜてみることにした。
クエン酸:砂糖:水=1:1:98の大雑把な溶液を作り、いつものようにティッシュペーパーに染み込ませて乾燥させた。出来あがったクエン酸砂糖ペーパーを与えてみたところ、紙魚は砂糖にひかれるのか少しだけかじった。しっかり食べないところをみるとやはりクエン酸を避けているようではあるが、現在のクエン酸濃度が濃いのか薄いのかよくわからないため酸味が嫌いなのかまではわからない。
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