クロマツシミのケース内に卵を見つけた。というより気付いた。しかも写真を見ると卵には黒い点があるように見える。普通に考えればこの黒い点は幼虫の目のはずである。今の時期に卵を産むとは思っていなかったとは言え、幼虫の目が見えるということは卵が産みつけられてからそれなりの時間が経過していることになる。
写真の右端にあるのは昨シーズンに産まれた卵の殻、上端に写っているのは幼虫である。もともとこの場所はケース内に転がっている卵を集めて入れていた隔離場所だったので卵の殻もそのままになっていた。そのため卵に気付くのが遅れてしまったわけだが、産卵行動らしい動きがなかったわけではないのでもっと注意していればと悔やまれる。産卵はいつだったのだろうか。
クロマツシミ(2系)のメスが精莢を付けているのを発見。昨秋の寒くなってきた頃(2010-10-24)にも付けていたが、産卵は確認出来ていない。
わかりにくいがクロマツシミの産卵の様子を撮ってみた。残念ながらいまだ卵が出てくるところを見たことはないが、こうやって産卵しているのだろうと思う。(産卵管を赤い矢印で示した)
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