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紙魚日記

シミ(紙魚、衣魚、蠹魚などと書くらしい)の飼育日記
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| カテゴリ | その他 | オナガシミ | クロマツシミ | セスジシミ | マダラシミ | ヤマトシミ | 文献 | 観察 | |

2009-04-05

_ [文献][マダラシミ] マダラシミの福井県からの記録

図書館にお願いしていた雑誌記事が届いた(図書館の人ありがとう)。これは福井県昆虫目録(第2版)にリファレンスとして挙げられていた物で、福井県でマダラシミが見つかったという内容の短い報告文である。

佐々治寛之.1987.マダラシミの福井県からの記録.福井虫報、(1)、51


2009-04-18

_ [その他][マダラシミ] マダラシミの飼育

マダラシミを飼ってみたいと思わなくはないが、餌用として売っているため飼ってみるだけにしては数が多過ぎるとか、飼えなくなった時はどうするか、冬の暖房はどうするかなど色々あって入手にはいたっていない。

先の「マダラシミの福井県からの記録」は、マダラシミが屋内ではなく屋外の朽ちたサクラの木の中で見つかったという報告だった。気象庁のサイトで記録が公開されており、見つかった場所に最も近い福井県福井市の当時の気温を見てみると、冬の平均最低気温は0℃を下回る月がある。この環境下でマダラシミは越冬した可能性があるということになる。一方夏の平均最高気温は30℃を超えており繁殖は充分あり得る(と思う)。

マダラシミを飼うのはよいが不用意に逃がしてしまったり、あるいは卵に気付かず捨ててしまったりすると地域にもよるだろうが定着する可能性がないとは言えないように思う。注意が必要だ。


2009-04-23

_ [観察][セスジシミ] 活動性の低下

この数日紙魚の活動性が著しく低下している。こういうことはこれまでにもあったが昆虫の表情は読み取れないので弱っているのではないかと心配になる。10日ほど前に物陰に隠れてじっとしていることが多くなったので脱皮が近いのかと思っていた。その後1日余り留守にしたのだが、それを境に紙魚が数時間ごとに1cmほど移動するという妙な動きをしている。脱皮していたのなら殻を食べたはずなので単におなかがいっぱいなだけだとよいのだが。


2009-04-27

_ [観察][セスジシミ] 紙魚死去

紙魚が死んだ。著しく活動性が低下していたのは気温が下がったせいでもおなかいっぱいのせいでもなく、弱っていたためだった。飼育期間約1年8か月、発見時はすでに成虫だったことから少なくとも2年半以上は生きたのだろうが、紙魚の寿命は2〜8年といわれているのでまだ何年かは生きるものと思っていた。残念である。この個体がいなければ紙魚について調べることはなかったであろうことを考えると、紙魚について調べるきっかけを与えてくれたことに感謝するべきなのかもしれない。


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