以前写真撮影用に偏光フィルターを買って少し試してみたことがある。そのときは偏光フィルターをつけると暗くなってしまうのでそのまま放置していた。しかし接写でフラッシュを使うことをおぼえたので再度試してみることにした。
写真は上から見下ろすような位置から偏光フィルターなし(左)とあり(右)で撮影したもので、一応の効果が見られる。しかしながら偏光フィルターはあくまで偏光をカットするだけなので効果は反射光の入射角による上、この写真の場合では反射光が飼育箱の置いてある面からのものであろうことから飼育箱の下に黒い紙または布を敷けば反射光が大きく低減される可能性があり、残念ながら偏光フィルターが必要であるとまでは言いきれない。
ちなみに写真はクロマツシミが「紫いものおさつぼうろ」を食べているところである。
セスジシミの卵をみつけた。卵は他のシミと同様の姿形をしている。大きさは測っていないが長径は1mmほどであろう。セスジシミの卵を見るのは初めてである。
卵の背景に写っている不織布のように見えるものはティッシュペーパーである。
「紫いものおさつぼうろ」というのを買ってみた。特にこれでなければならないとか、特定の目的があったわけではない。たまごボーロにさつまいもが加わったことで、普通のたまごボーロよりもさつまいも由来の余計な成分が含まれていて好都合かもしれないといった程度の理由である。
ボーロの表面はやや硬そうなのでカッターナイフで表面をはぎ取るように少し削って与えてみたところ、気に入ってかどうかは不明であるが熱心に食べている様子が見られた。
今年の春は気温の低い日が多くシミの動きも例年より鈍いように思えたが、ここ最近になって動きが出てきた。クロマツシミはやや低い温度に強い傾向があるのか比較的よく動いている。かにぱんを食べに集まっている様子が見られたので写真を撮った。
写真を撮るにあたってピント合わせのために100円ショップで買ってきた白色LEDライトで照らしたところ、かにパンを食べていたシミの多くが逃げてしまった。シミは急激な明るさの変化によく反応するように見える。また現在主流の白色LEDは青色成分が多いためにより反応が大きかったのかもしれない。
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