これまでに作った紙魚用住宅の隙間の幅は5mmだった。しかしヤマトシミ用のものは体の大きさを考えて隙間を4mmにし、両端の二層だけを3mmにした。この幅を狭くした家に隠れるヤマトシミの様子を見ていると、3mm幅の層にいることの方が多いように見える。紙製なので少し波打って幅は均一ではないのだが、4mm幅では少し広すぎるのかもしれない。
写真は4mm幅の層である。下側に見える紙魚は積層住宅の下で、また上側に見える紙魚は壁でじっとしているところである。
極端な乾燥を避けるため飼育箱には加湿器を置いている。加湿器といってもペットボトルのフタに紙を立てただけの簡単なものだ。今回これを少し改良してみた。
これまでもペットボトルのフタは紙魚が登りにくい形状のものを使っていた。写真のものがそれである。これはしょうゆの入っていたペットボトルのフタで、さかさまにすると太さの違う部分が「返し」のようになって登りにくくなるのだ。しかしこれでも紙魚は登ってしまい、夏にはフタの中にはまってしまう紙魚がたまにいた。そこでこのフタに画鋲で足を付けてみた。足の下には安定性を増すために牛乳の紙パックをフタと同じ大きさの円形に切ったものを付けた。効果の程は来年の夏まで待たなければわからないが、これでかなり登りにくくなったはずだ。
ここ最近セスジシミの一匹が隠れ家から出てきて床面でじっとしていることが多い。室温が下がったせいなのかも知れないが、弱ってきた時にもこういった行動を取ることがあるのであまりいい気がしない。
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Before...
_ ぽんぽこ豆 [いつもコメントありがとうございます。 1mmの違いでも4mmと3mmとでは25%(33%?)も違うので、彼らにとって..]
_ 通りすがり [ぽんぽこ豆さんの作るお家などはホットボンド使いが巧みでとても立派で、いつ見ても溜息が出ます。。。]
_ ぽんぽこ豆 [コメントありがとうございます。 作り始めは集中して作業していてもだんだん集中力が切れてきて、最後の方は「えいっ」な作..]