現在飼育箱には紙魚用の積層住宅を置いている。隠れる場所を作り、のべ床面積を増やすことが目的である。
用意したもの
厚紙(食品パッケージの箱)、墨汁、竹串、ホットボンド、布ヤスリ(サンドペーパー)
つくりかた
厚紙の表面は布ヤスリで傷をつけ、目的の大きさに切る。… ツルツルだと紙魚が登れないため
浅い容器に入れた墨汁に厚紙を漬けて着色、乾燥させる。… 塗るのが面倒だから
厚紙を竹串にホットボンドで固定(5mm間隔)。… 紙魚は5mmぐらいの隙間を好むため
当初は写真の通り層が水平方向になるように置いていたが、紙魚の様子を見て層が垂直方向になるように置きなおした。この積層住宅は紙魚の観察に不向きであること、作成に手間がかかることが難点である。また竹串にはカビが発生することがあるので樹脂製のものを使った方がよいこともわかった。
部屋でシミを見つけた。飼育中のシミを誤って逃がしてしまったのかと緊張が走った。よく見ると、なんとセスジシミだった。
この紙魚日記を書くきっかけになったセスジシミを見つけたのは三年前の八月末だった。すでに成虫だったことから2006年以前に産まれた個体であると推定された。当時ほかにもいるのではないかと探してみたものの見つからず、繁殖させられないまま当の個体は2009年4月に死んでしまった。このような経緯があったのでセスジシミが見つかるとは夢にも思わなかった。
今回見つかった個体は12mmほどの大きさなので成虫であると考えられる。今の時期にこの大きさということは2009年以前に産まれたものと思われる。2007年に見つけた個体との関係が気になるところである。場合によってはまだ他にもセスジシミがいるかもしれない。
紙魚日記まとめページへ(駆除についてはこちら)
紙魚日記ギャラリーへ
Before...
_ ぽんぽこ豆 [自分で言うのも何ですが、愛嬌のある顔をしていても普通は飼おうとは思わないですよね。そもそも飼うような虫でもないですし..]
_ t(キモ部通信) [輪廻転生したならオカルトちっくで楽しいですね♪]
_ ぽんぽこ豆 [その発想はなかったです。となると今回のセスジシミも前と同じくメス…とは限らないか。]