クロマツシミがしばらくぶりに卵を産んでいた。しばらく間があったのは連続して産卵出来ないからなのかもしれない。写真に写っているとがったものは画鋲(がびょう)である。
ヤマトシミを譲ってもらった時の容器に幼虫がいるのを見つけた。卵がどこにあるのか見つけられなかったので送ってもらった時のままにしていた容器だ。大きさは2mm台程度でまだ鱗粉はないものの、二回は脱皮をしていそうである。注意していればもっと早く見つけられたかもしれないが、生まれてすぐぐらいだと小さすぎて移し替えが出来ないので結果的にはよかったのだろう。死なせてしまう前に見つかってよかった。
日本家屋害虫学会の学会誌「家屋害虫」が CiNii で見られるようになっていた。無料公開されるようになってもう一年ほどになるようだ。シミを見分ける資料としてはこの学会誌に載っている「日本産家屋性シミ目の同定法」がわかりやすい。
シミ関連の記事
町田龍一郎、増本三香、2006、日本産家屋性シミ目の同定法、家屋害虫 27(2), 73-76
青木聡和、柴山淳、富岡康浩、2009、茨城県守谷市の住宅に発生したセスジシミの記録、家屋害虫 31(2), 113-115
自宅産のセスジシミが動かなくなった。18日には明らかにこれまでとは違う様子が見られ、翌19日夜にはひっくり返って自力では元に戻れない状態になっていた。そもそもひっくり返ること自体が異常なのでこの時点でもう長くないことは明らかだった。ひっくり返ったままにしておくのもどうかと思ったのでとりあえず腹面を下にしておいた。その後セスジシミは少し移動したものの、結局長い距離を移動することなく動かなくなってしまった。(写真は20日に撮影したもの)
あとになってもっとおいしいものを食べさせてあげればよかったなといつも思う。しかしシミにとってのおいしいものが何なのかわからないためこの問題は解決しそうにない。
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_ t [あ!わたしは小さいものを写す時、大きさ比較でつまようじを使ってきたけど、画鋲の方がカッコイイですね(^◇^) ]
_ ぽんぽこ豆 [カッコイイですか? ではもっとほめてください(笑) 画鋲は厚紙とその上のフィルムの固定用で、大きさの対照用ではなかっ..]