セスジシミがひっくり返ってじっとしているのを見つけた。ここしばらく不自然に歩き回っていて気になっていた個体だ。竹串でそっと触れてみるとすぐに腹側を下にした。その後もやはり不自然に歩き回っている。大変気になる。
_ しみぬき [温度が低いから、だけだと良いですね… 心配です。]
_ ぽんぽこ豆 [今日もちょろちょろと歩いています。でも何か不自然な感じがして… 死期が近づいた動物が姿を隠すのと同じ理由で歩き回って..]
新しいエサとしてかにぱんを買ってきた。挙動のおかしいセスジシミもいるのでより好みそうなエサをという理由からである。またかにぱんに含まれる塩分は一般的な食パンの半分程度の量であるので、エサとして与える分には多少安心である。
小さく切って飼育箱に入れてみたところ、オナガシミは早速食べに集まって来ていた。焼麩も入れてあったのだがかにぱんの方に集まった所を見ると、シミにとってはかにぱんの方が魅力的なようだ。
様子のおかしいセスジシミはあいかわらずの状態である。比較的よく動いているようで、少し時間がたつと同じ場所にはいない。飼育箱の角に行くと写真のように万歳したような姿勢でじっとしていたりする。
Before...
_ ぽんぽこ豆 [そうです。オスっぽいほうです。 角では自然とこういう姿勢になってしまうんですね。]
_ しみぬき [そっちはもう1匹と比べて落ち着きがなく、終始脱走したがっている感じだったので、 案外、外を見ているのかもしれません。]
_ ぽんぽこ豆 [よく動くのが個性だったら心配しなくていいのでありがたいです。]
産卵管で産卵に適した場所を探っているオナガシミがいた。室温は低く産卵に適しているとは考えにくい。産卵は確認できていないのでポーズだけではないかと思うのだが、なぜそのような行動をとるのかは不明である。
現在の活動性は高い順にオナガシミ>セスジシミ>クロマツシミ>ヤマトシミで、北海道でヤマトシミが問題となることは少ないらしい(北海道で問題となるのはほとんどがセイヨウシミという)ことと現在の活動性の状況はよく対応しているように見える。ヤマトシミの動きが少ないのとは対照的にオナガシミがよく動いているのは適応温度範囲が広いからなのかもしれない。
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_ しみぬき [温度が低いから、だけだと良いですね… 心配です。]
_ ぽんぽこ豆 [今日もちょろちょろと歩いています。でも何か不自然な感じがして… 死期が近づいた動物が姿を隠すのと同じ理由で歩き回って..]