捕まえたときはメスかなと思っていたセスジシミは、やはりメスのようだ。産卵管が少し短いような気がして腹刺と区別がつきにくかったのではっきりしなかったのだ。捕まえてしばらくの間に産卵のそぶりを見せなかったので、捕まえる直前にはオスとの接触はなかったのだろう。もしほかにもセスジシミがいて産卵しているとすると、来年の夏にはまたセスジシミが見つかるかもしれない。
ここ数日様子のおかしいオナガシミがいる。紙魚は明るいところを嫌がる性質があるが、この個体はやや明るい居心地のよさそうではない場所に出てきてうろうろしている。居心地のよい場所はほかの紙魚に取られて仕方なくなのか、あるいは少し弱っているのか。しっぽが切れて短くなっているのも気になるところである。
紙魚は縄張り意識が強くないのか、集まっていてもあまり気にならないようだ。写真の右の方にいる大きい二匹が成虫である。虫が嫌いな人にとってはおぞましい写真だと思うが、飼っているわたしもちょっと気持ち悪いと思う。
マダラシミ用に発注しておいたパネルヒーターが届いた。あれこれ考えた末、温度調節ができるビバリア マルチパネルヒーター(トリオコーポレーション)にした。温度固定式のピタリ適温プラス(みどり商会)とは値段の違いもわずかだったので温度の調節ができるほうがいいだろうということで決めた。購入先はワイルドモンスター。
先日来様子がおかしかったオナガシミがいよいよ弱ってきたので隔離した。ティッシュペーパーの上を歩くときにも足が滑ってしまう様子や短いしっぽ、はげた鱗粉などの状態から歳をとって脱皮するに至らないほど代謝が落ちているのかもしれないと思っていたが、やはり寿命なのだろう。
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