ヤマトシミの卵を見つけて一週間、あまり様子は変わっていない。卵は気温が高いと10日ほどでふ化するという噂なのだが、どう見てもそんな短い期間でふ化しそうにない感じだ。そこそこ暑いのだがまだ足りないのだろうか。
卵の大きさがわかりにくいので1mmの目盛りを紙に書いて置いてみた。やはりほかの大型のシミの卵と比べるとひとまわり小さい。
ヤマトシミの卵の様子は二週間たってもあまり変わっていないように見える。しいて言うなら黒い点があるように見えなくもないといったところか。
それよりも卵が増えたことの方が変化としては大きい。写真左ではほかと比べてより白い卵が二個見える。色が白いことから新しい卵であることがわかる。
この写真は飼育箱の下に鏡を置いて鏡像を撮ったもの。実際の様子は写真右のような状態で、上端に写っているのが本物の卵である。
セスジシミがやって来た。これは新たに譲っていただいたものだ。ありがたいことである。
新しいセスジシミは体長が8mmほどのメスだった。メスなのであと4~5mmは大きくなると思われる。「メスなので」というのはどうもシミはメスの方がオスより少しだけ大きいようだからである。セスジシミに限ってはなぜかメスしか見たことがないのだが、体長は12~3mmぐらいになる。
ヤマトシミの卵を見つけてから三週間たった。シミが卵をけ飛ばしたのか、先週とは位置が違っている。写真左上の卵はほかの卵よりやや白いので先週見つかった新しい卵だろう。
シミの方はというとみんな少し大きくなった。4匹しか写っていないのは先週一匹が死んでしまったためだ。まだ若かったはずなので残念である。
写真は光の反射があって見づらいが、光っているのは一度丸めてのばした食品パッケージの透明フィルムである。こうすると適当な隙間が出来てシミは気に入った隙間の位置にやってくるようだ。
四週目になったヤマトシミの卵は全滅かもしれない。一枚目の写真を見ると卵は丸みがなくなりへこんでいる。ここで先週の写真をあらためて見てみると卵が少し小さくなって丸みが失われつつある事にいまさらながら気付く。卵そのものに問題があったのだろうか。それとも無精卵だったのだろうか。写真では丸い卵が二個見えるが、これは最初の卵から二週遅れで産まれた卵だと思われる。別の位置にある卵(写真二枚目)を見てみると、やはりこちらもへこんだ卵と丸い卵が混在している。なんとか無事に幼虫が出てきて欲しいものだ。
新しくやって来たセスジシミが脱皮した。少し短かった触角も再生されて長くなった。写真ではわかりづらいが、触角の影が右下の方向に伸びているのが確認できる。
一方我が家で捕まえたセスジシミはかなり動きが鈍くなっている。そろそろ寿命かもしれない。
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_ t [LEDらんたんをオカダンゴムシで実験してみよ~っと。 ん?LEDならどれでも波長が同じって事ではないですか?]
_ ぽんぽこ豆 [単色のものは色が違うと波長も違いますけど、白とか電球色は複数の色が混じってます。今回は単色のものを五色買いました。 ..]