マダラシミを飼ってみたいと思わなくはないが、餌用として売っているため飼ってみるだけにしては数が多過ぎるとか、飼えなくなった時はどうするか、冬の暖房はどうするかなど色々あって入手にはいたっていない。
先の「マダラシミの福井県からの記録」は、マダラシミが屋内ではなく屋外の朽ちたサクラの木の中で見つかったという報告だった。気象庁のサイトで記録が公開されており、見つかった場所に最も近い福井県福井市の当時の気温を見てみると、冬の平均最低気温は0℃を下回る月がある。この環境下でマダラシミは越冬した可能性があるということになる。一方夏の平均最高気温は30℃を超えており繁殖は充分あり得る(と思う)。
マダラシミを飼うのはよいが不用意に逃がしてしまったり、あるいは卵に気付かず捨ててしまったりすると地域にもよるだろうが定着する可能性がないとは言えないように思う。注意が必要だ。
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