ほとんど移動しない個体がいるので脱皮が近いのかと思って気にかけていたら別の個体が脱皮していた。殻はすでに半分ぐらい食べられてしまっていた。当の個体が移動していかない理由は脱皮とは無関係で、触覚が2本ともなくなっているせいかもしれない(写真左)。
_ さて、その移動しない個体を気にかけて見ていたところ、小さく丸まっているのを発見した(写真右)。シミは体が柔らかいが苦もなくここまで曲がるとは思わず、またこの行動は今までに見たことがなかったこともあって驚いたが、他の個体でも同様の行動が見られたことから珍しい事ではないらしい。何をしているのかはわからないが、どうも中央の尻尾の下にある短い尻尾を口で掃除しているようにも見えた。これまで単独で飼育していたシミでは見られなかったことを考えると、生殖と関係のある行動なのかもしれない。と、やや期待している。
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