以前から動物性のたんぱく質も与えた方がいいのではないかと気になっていたので魚をエサとして与えてみることにした。選んだのは食用油無添加のツナ缶である(写真左の左側)。このツナ缶は輸入者がいなば食品、販売者はダイエーとなっている。食塩相当量は一缶80gあたり0.7gで、全体で計算すると0.875%となる。これは生理食塩水の濃度に近い。紙魚は水を飲まないのでこの濃度でも塩分が気になったが少量与えることにした。
まず身を一かけら取り出し、水分をキッチンペーパーで吸い取る。後はそのまま自然乾燥させた(写真左の右上)。乾燥後は少し硬くなるので紙魚が食べやすいよう身がほぐれるように軽くたたいてひろげた(写真左の右下)。このようにして作ったエサを飼育箱に入れたところ、思ったよりたくさんの紙魚が集まってきた(写真右)。集まってくる紙魚はどうも幼虫が多いような気がした。成長期であることが関係しているのだろうか。
エサはすぐになくなったので、今度は気になる塩分を減らすための塩抜き工程を入れることにした。塩抜きと言ってもただ水に一晩漬けておくだけなのだが予想外のことが起こった。塩抜きをしてから乾燥させると身が非常に固くなり、たたいてもほぐれずに割れてしまうのだ。塩分がなくなるとより乾燥が進むのかもしれない。仕方がないので乾燥前に身をほぐすことにした。試してみようという方は注意していただきたい。
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