餌として株式会社キョーリンの教材乾燥イトミミズを買ってみた。我が家に金魚がいた遠い昔に一度買ったことがあるのでどういうものかは知っていた。当時のパッケージは紙箱だったように思うが今はチャック付きのポリパッケージになっている。ビタミン入り乾燥イトミミズもあるがビタミンにあたる化合物は生物種によって異なり、ヒトのビタミンをほかの生物に与える意味が理解できないので値段の安い普通の物にした。
初めは乾燥イトミミズではなく乾燥赤虫にしようかと思っていたが、あれこれ調べていると釣り餌用赤虫には脱皮を抑える薬剤が使われているという情報があった。これは昆虫には毒として働き、シロアリの駆除剤(ベイト剤)に使われているという。脱皮抑制剤が混じることはないだろうとは思うものの、キョーリンサイトにはこのことについての記述はなく、問い合わせフォームも見つからないので乾燥イトミミズのほうにしておくことにした。こういうのを風評被害と言うのかもしれない。ちなみに脱皮抑制剤は魚には影響しないそうだ。
乾燥イトミミズを飼育箱に入れて様子を見てみると、餌として十分機能しているようであった(写真はオナガシミの様子)。ツナ缶と違って餌用に処理する手間もいらないし柔らかいので乾燥イトミミズのほうがよさそうである。酵母などを使って供給するべきだろうかと以前から気になっていた微量金属成分(ミネラル成分)の補給もこれで出来るのではないかと期待している。
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キョーリンの乾燥赤虫のパッケージうらには<br>「ゲンゴロウ・ヤゴにも与えることができます」と書いてありました。<br>どうやら脱皮抑制剤は入っていないようです。
わたしも入ってはいないと思っています。ただなんとなく気分で避けてみました。<br>イトミミズよりも同じ昆虫である赤虫のほうが体を構成する成分がシミと近ければ、餌としてはより優れているかもしれないです。
ツッコミコメントではなくもうしわけございません。社内製品(襖紙50枚が重なり厚さ7~8㎝位)に直径5㎜(外側)~1㎜(中側)位にくりぬかれたようながクレームがありました。初めはパレットの釘が刺さったかと思われたのですが、紙くずもなくくりぬかれています。紙魚の紙食べでこのような1点に深く食べることはありますでしょうか。今までで初めての事です。よろしければご回答いただけると幸いです。
noharaさん<br>専門家ではないので断言はできませんが、通常では紙魚が特定の部分を食べて深く穴をあけることは考えにくいです。何か甘いものなど紙魚が特に好むものがついていれば集中的に食べることもありうるとは思いますがそういったこともたぶんないでしょうし、紙魚は小食なので穴の大きさからすると紙魚の線は薄いと思います。